20代のシンガポール暮らし

一生日本に戻りたくない日本人がシンガポールで「自由」に暮らしているブログ

SQの現役日本人CAが教えてくれたCAのお話

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年に2回ほど日本へ家族や友人に会いに帰るのですが、毎回シンガポール航空(SQ)を利用しています。他航空会社に浮気したことはありません。

 

前回の日本行きフライトもいつも通りチェックインを済ませ、搭乗開始案内に耳を傾けつつYouTubeで暇つぶし。

 

搭乗が始まりグラホにチケットを見せ、スキャンしてドアの方へ進むといつも通りサロンケバヤに身を包んだCAが、お客さんのチケットを確認して各々の座席への案内業務をしています。

 

「搭乗券を見せなくても座席分かるんだけどなー」と少々面倒に感じながら、あの機内に踏み入れる瞬間の「挨拶の儀式」に挑む。

 

チケットをドアに立っている若そうなCAに見せると向こうから

 

「〇〇〇先輩!?」とまさかの自分の名前を他のお客さんの前でシャウトされる。

 

とすかさずこちらもすぐさま思い出した若手CAの名前をシャウトで対抗。

 

ということでまさかの後輩と数年振りに飛行機のドアで偶然再会することとなりました。おかげで7時間一睡もできませんでした。

 

後日改めてシンガポールの日本食レストランで会い、お仕事の実情を聞いたときのお話です。

 

 

SQのCAになったきっかけ

後輩の加奈ちゃん(仮名)に何故CAになろうと思ったのか聞いてみた。しかもシンガポール航空という一流エアラインのCAに。SQファンの自分からしたらまず聞くしかない。しかも後輩という身内なので気兼ねなく聞ける。最高。

 

「受かっちゃったからです。笑」

 

おい!まじか!もっと「夢」みたいのなかったの!?

 

「実は就活の時の第一志望は大手メーカーだったんです。しかし残念ながら落ちちゃって、、平行して記念受験で受けていたSQに内定もらえたのでやってみよう!と思ったんです。」

 

そんな滑り止めみたいなSQの入り方なんてあるんだ。。でも彼女は元から英語がペラペラでルックスも日本人ぽくないアジアンビューティー系だったので内定もらえたのも側から見ればまあ頷けるとこもある。

 

就活内容や試験内容は基本的にネットに乗っている情報と大差無いとのこと。

 

SQのCAの髪型

加奈ちゃんは髪型が学生時代のときと少し違っていた。数年振りだから無理もないけど、その髪型にもPerfume並の大きな決まりがあるとのこと。

 

「私まだ〇〇の髪型しか長官から許されてなくて、好きな色のコスメとかも自由に買えないですね。」

 

どうやら指導役の厳しい長官がいて、その人が決めた各CAの似合う髪型しかしてはいけないらしい。ヘアスタイルは主に4つのみ。それ以外の髪型で仕事することは禁止されているみたいです。他のヘアスタイルに合格すると、CA全員が持っているカードのヘアスタイルの項目にチェックマークが入る。例えばボブヘア合格☑︎。みたいな。

 

どんな基準だよ。。

 

でもシンガポール航空の広告塔としての役目も担っているのでここまで束縛する長官の想いも分かります。

 

 

SQのCAのネイル

こちらも髪型同様に決まりがあるみたいです。結論から言うとSQのCAさんは赤色系で統一されているとのこと。ネイルをすることが必須かどうかは分かりませんが、とにかく会社の決まりで赤色系のみ使用可能。

 

ということは。CAを狙っている我こそはというそこの男性陣。赤色のネイルのスラッとした髪型が派手すぎない女性に声をかけてみようか。

 

まあ、普通にチャンギ空港に大勢いますけどね。マクドナルドでビッグマックを頬張るサロンケバヤ女性を見ることもできます。

 

SQじゃなくとも、他のLCCのCAとかだったら普通にSNSに制服姿や機内乗務中の写真や動画を載せています。大丈夫なのかな。。

 

機内のイヤな客

これはSQに限らず、どこのエアラインでも同じだと思います。どういう迷惑客がいるのか聞いてみました。

 

「たまにあるんですが、フェイスブックやSNSで検索してくる人が迷惑です。。」

 

これは驚いた。というかその手があったか。気にしたことは無かったが、ネームタグと最初の機内アナウンスのときの自己紹介。そこで本名が機内中のお客さんに知れ渡る。これは確かに少々CAとって不安要素なのかもしれない。

 

フライトが終わり乗客だった男性から、

「〇〇〇便の〇〇席に座っていた〇〇〇です。友達登録お願いします」とメッセージが加奈ちゃんのプライベートアカウントに送られてくるということが多々あるとのこと。そこの男性陣これは止めようぜ。恐怖でしか無いってよ。

 

通りで加奈ちゃんもそうだが、他のCAの友人も本名でやっているFacebookのプロファイル写真にわざとお兄さんと映った2ショット写真を載せていたり、名前を一文字変えたりとあらゆる工夫をしているのだそう。

 

盗撮も気付いているというが、一々注意できないのでこれは諦めているそう。もちろん自分でサロンケバヤ姿を自撮りしてSNSにアップするなんて論外だが、小さなお子さんなどから頼まれた記念写真には喜んで対応するみたいです。

 

セクハラ客はいるのか

いないわけではない。まあ小さい機内のなか、不意にぶつかったり、触れ合うことはあるので一概には言えないらしい。むしろCA側から、通路を歩いているときにお客さんの寝ている顔面におしりをぶつけちゃうことも。。

 

「セクハラではないですが、離陸前の機内の待機時間のお客さんの視線がすごいです笑」「お客さんも私たちの働きぶりを観察する以外あまりやることが無いので、分かっていますが恥ずかしいですね笑」

 

手荷物を頭上の収納に入れる際に背伸びをして手を伸ばすので、ものすごく見られるとのこと。そこでバランスを支えようとするおっさんが腰に触れるか触れないかくらいで手を当ててくるが、それを笑顔で感謝する他無いのは大変だなと思った。

 

セクハラ客よりも厄介なのが態度が傲慢なお客さん。これを対処するのが一番骨が折れるのだそう。加奈ちゃんは一回お客さんから「この若い日本人ねーちゃんだと埒が明かねーから他のスタッフ呼んでこい」と言われたときは9割9分切れたそうだが、そこはプロ意識、笑顔で対処したという。

 

他にも傲慢なタイプな客の例を聞いたが、全て愚痴になってしまうので割愛!

 

ギャレー内であなたの噂をされているかもなので気をつけましょうね。

 

フライト中の機内の休憩室

日本とシンガポール間は約7時間程度。お客さんは座席でリラックスして映画などを見たりくつろぐことができるが、CAは立ちっぱなしなのでは?でもドラマとかではギャレー内で休んでいるのを見たこともあるけど。

 

「あ、仮眠室があるんです!皆さんの頭上に小さなベッド部屋がいくつかあり、そこで横になって休んでいます。お客さんと同じくエンタテイメントシステムもあるので結構快適ですね笑」

 

まさか、自分たちの頭上に仮眠室があるとは思わなかった。もちろん機種によってその場所は変わるのだろうが、しっかりとCA用に仮眠室があるのは面白い。どうやら航空会社のルールで必ず休憩することが決められているみたいです。

 

そんな隠れ家みたいな空間に一度入ってみたい。仮眠すると体内時計の調整が大変。やはりCAという仕事は楽じゃないとお話を聞いていて分かりました。

 

まとめ

CAって日本の学生の間で憧れの職業のようですね。全日空も今までで一番大量のCAを採用したとニュースで見ました。そんななかで外資系一流エアラインに就職した日本人の姿は本当に逞しかったです。

 

 

シンガポール航空の採用は年がら年中やっているそうです。日系はどうかは分かりませんが、SQの場合は数年の契約社員制。数年に1回更新する必要があるようです。一見華やかに見えるCA業界も物凄く大変なんだなと今回改めて思いました。

 

ここでは書けませんが、CAとパイロットの甘い泥沼問題、エアライン同士のライバル意識問題、お給料問題、など華やかの裏にはたくさんドラマがあるようです。

 

日系航空会社のCAやグラホのベテランスタッフから聞きましたが、大量採用する理由は一つで「人材の淘汰」だそう。華やかムードで入ってきた学生気分の若手を徹底的に鍛え上げ、途中で離脱する人と残る人を選別していく。そこで残った少数のスタッフに対して丁寧に技術を教え込む。やはり人気な職種なだけあって、選別に残った女性は現実と向き合える根性あるカッコいい女性が多い印象です。

 

Singapore Girlという代名詞を背負って、世界中を飛び回るSQのCAを応援しています。 

 

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