20代のシンガポール暮らし

一生日本に戻りたくない日本人がシンガポールで「自由」に暮らしているブログ

カッページの水商売の女の子と休みの日にデートしてみた

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人生初めてだよ。水商売の女の子とデートするなんて。

 

ちょっと前に、女の子のとても貴重な貴重なお休みの日にデートしてきました。

 

不思議な感覚だった。本音と建前と嘘と良心。ほんの少しの希望とそれら全てを包み込む汚れた欲望。あらゆる感情がごちゃまぜになった上で笑う2人は側から見たら絶対カップルに見えただろう。

 

「夢ならば覚めないで」という歌詞がぴったりな気もしたし、同時に「僕じゃないなら早く言ってよ」という気持ちもあった。そんな暇じゃないし。ってカッコつけてるだけだけど。

 

これあれだ。

 

絶対大人の階段ってやつを登ってる気がする。

 

今回の記事は前回の記事の続きです。


 

 

カッページの新人の女の子

彼女の名前を仮にメイちゃんとしよう。国籍は、言うとカッページ通のおじさまにすぐにバレるので秘密。 メイちゃんはどうやらシンガポールに来てまだ日は浅いようだった。

 

 

この子が可愛い。

 

 

外見を説明するとこれまたすぐバレるので、伏せさせてもらう。とにかく日本人に絶対好まれるだろう可愛い顔をしてる愛嬌ある女の子だ。

 

初めて会ったときは、なぜこんな可愛い子が親里を離れシンガポールで働いているんだろうと思った。絶対何か大きな闇を抱えているに違いない!と踏んだわたしはお酒をちびちび飲みながら色んな話を聞いてみた。

 

定番の「どこ出身?」から始め、「シンガポール来る前は何してたの?」をクリアしたあとは「何でシンガポールに来ようと思ったの?」と計算しながら、不信感を与えないように徐々に難易度を上げていった。

 

出身地とシンガポール来る前に何してたのかは分かった。100%信用してるわけではないが、まあここで嘘をついたところで儲けはない。シンガポールに来る前も水商売をしていた様子。

 

何でシンガポールに来ようと思ったの?という質問に対しては答えてくれなかった。笑ってごまかすという手法取られたら、こっちも察して一歩引くしかない。

 

話のなかで、「日本食好き?」と聞いたら「お寿司が大好き!」なんて言うもんだから、「じゃあ、今度食べに行こうか」という返事をしたら、「そうだね!行こう」というなんとも分かりやすい社交辞令が返ってきた。

 

話の間に「彼女いるの?」と言われたので「いたらこういう場所で女の子と飲まないよ」と柄にもない紳士さをアピールしてみたりもした。

 

 

3時間くらい経っただろうか。メイちゃんと話してるうちに、ふと気付いた。

 

 

「この子何者なんだ」「顔めっちゃタイプなんだけど、ミステリアスすぎる」「どんなウラがあってここに来たんだろう」

 

めちゃくちゃメイちゃんのことを気になっている自分がいた。

 

そんなタイミングでLINEの連絡先教えて?って聞かれたので、すぐにアプリを起動した。もちろん仕事用のLINEだって分かってるけどちょっとだけ喜んでる自分がいた。

 

このLINE交換が非常に大きかった。

 

 

 

メイちゃんとLINEでやり取り

「今日は来てくれてありがとう♡」

 

巧みにも夜中3時くらいにわたしが帰宅したと同時にメッセージが届く。ご丁寧にも可愛いスタンプ付きだ。疲れと眠たさのあまり、返信もせずにその日は寝てしまった。

 

翌日、返信してみた。

 

「昨日はありがとう!あまりカッページのお店に行かないから緊張してたけど楽しかったよ。ゆっくり休んでね」

 

「ありがとう♡照れた○○(自分)がとてもキュートだった!」「今日は何してるの?」

 

「今日は友達とご飯行ってくるよー」

 

「そうなんだ。あとで写真送って!」

 

 

 

は!?

 

 

 

何故かいきなりプライベートを干渉してきたのだ。

 

この彼女の思い切りが不思議と自分の心をクリーンヒットした。「この子めっちゃおもろいやん!」興味メーターがさらに上がった。

 

そのメッセージを読んだときにはわたしは同僚ら4人で食事をしていたので4人全員で一緒に撮った写真を送ってみた。この子は何のために写真を要求してきたのか気になる。

 

「となりの女の子が彼女でしょ」

 

それは、わたしの過去の経験則から推測したいくつかの模範解答を全く無視した返答だった。確かに自分の隣に女性が写っているが、ただの同僚。それ以上でもそれ以下でもない。

 

まだ出会ってから、一緒に過ごした時間は数時間しかないはずのメイちゃんから詮索されている。これが水商売の営業のやり方か!と思ったらこの子すげえなと感銘を受けた。

 

こっちだけ写真を送るのも変だから、そっちのも送ってと頼んでみた。正直好みのタイプだったのでそれはそれで期待した。

 

すると数分後に自分のベストのアングルを抑えた自撮り写真が送られてきた。心のなかで「あ、やっぱかわいいな」と思うのと同時にそっとその写真を保存していた。

 

そんなこんなで毎日LINEのやり取りをしていた。

 

まだ1回しか会ったこともないのに、"I miss you"とか"I like you"などの言葉が画面に並ぶ。女って怖いなって改めて実感した。だって明らかにウソだし。お世辞とは言え、使いすぎだから。

 

使い捨ての「愛してる」も、おさがりの「さみしい」もどれもこれもわたしには気に障った。だって、自分が商品(モノ)だと思われてるみたいだったから。まあ実際はそうなんだけど。

 

色々な感情がごちゃまぜになっていた。なので、本質をついてみようと。

 

 

「本当のメイちゃんのことをもっと教えて」

 

 

おそらく水商売の女の子に聞いちゃダメなことだと思う。プライベートのことなんて。タブーっていうやつ。

 

すぐに既読になり「わたしもあなたのことを知りたい」と。

 

それから10分くらい経ったあとに追加で長文のメッセージがきた。そこには本当にメイちゃんについてのことが多く書いてあった。少しだけ書くと、

 

「やっほー!私の名前はメイ。本名は○○で、出身地は○○。2人の姉がいて、大好物はお寿司。今はシンガポールに来てまだ〇ヵ月でまだよく分からない。彼氏は今いなくて、別れたのは2年前。そしてあなたが好き。これでもうわたしのことは分かったでしょ?笑」

 

これは正直驚いた。と同時に、本当に真実か?と懐疑的になっている保守的な自分がいた。女は平気で嘘をつく。これは自分の身を守る為の言い聞かせでもある。

 

でも人間って不思議なことに、このように正直さをアピールしてくる人間に対してどうしても心の扉を少し開けてしまう。

 

このやり取りがあってから少しだけメイちゃんを信用するようになった。こういう作戦ならわたしは見事に、そして堂々とカモになってやる覚悟で。

 

「今度、お寿司食べに行こうよ!いつ休み?」

 

「わたし毎日夜は働いているから時間ないの。でも、たまにママがお休みくれるときがあるからその時なら会えるかな」

 

わたしは水商売の女の子とデートすることになった。

 

しかもその子がお店のお休みの日に。

 

 

 

 デート当日

2人でレストランにいった。人生で会うのはこれで2回目だ。わたしは少し緊張していたので、早々とビールを飲み干した。 

 

シンガポールの観光をほぼしたことが無いと言っていたので、いくつかの場所に連れて行った。それはそれで喜んでくれたし、2人で他愛もない会話でキャッキャして盛り上がった。

 

一緒に歩くときは手を繋ぎ、バーで飲むときは肩を寄せ合う。世間で言うラブラブそのものだった。

 

全て偽りの上に丁寧に置かれた幻想だと思うことすら、力が抜けていきそうなほど。

 

 

「何でシンガポールに来たの?」以前はぐらかした質問を悪戯にもう一度してみる。

 

 

するとメイちゃんはスマホを取り出し話し始めた。これが元彼。

 

「この人のこと凄く好きだったんだけど実は浮気されていて、最終的にその女性と結婚したの」とメイちゃんと元彼と思われる男女がビーチサイドで幸せそうにハグしてる写真を見せながら語った。

 

どうやらその人のことを忘れるために母国を離れて今に至るらしい。

 

この話が本当か嘘かはこの際どうでもよくなった。今分かっている事実は彼女はシンガポールの水商売で働いていて、数ヶ月後にはまた母国へ帰る。そんな女性が目の前にいる。

 

正直、真実を見極めることに疲れた。

 

メイちゃんは本当の彼女のように振る舞うプロだったし、実際過去にも何度も男を手玉にとってる実力は感じ取れた。

 

25時ごろ3軒目のバーを出て、お互いタクシーでそれぞれの帰路についた。

 

デートは控えめに言って、めちゃくちゃ楽しかった。数少ない休みの日にわざわざデートしてくれたのはありがたい。

 

その日は6時間くらい一緒に過ごし、色んな話をしたはずなのに、それなのにメイちゃんの10%程度しか脳で解析できていない。残りは全て謎のまま。

 

まとめ

人間不信になり兼ねないよこれは。

 

それでもさ、笑うんでしょ?あんたらにゃ何も伝わらんか。全てお仕事だから。

 

実際デートをしてみて色々なことを考えさせられた。一回り強くなった気もする。さらに言うと、自分の弱さを再認識することもできた。

 

前回の記事で「男ってバカだね」と書いたけど、本当にその通りなんだよ。

 

まやかしの上に淡い期待を抱いて勝手に傷つく。アイドルグループのファンでもそうだ。ましてや普通の恋愛だってそうさ。

 

どうしても「水商売の」メイちゃんになる。

 

その修飾語と主語は自分の中ではおそらくセットとしてあり続けるだろう。このような女性は改めてプロなんだと思うことができた。正直、心は騙されかけたが自分は正気に踏み留まれている。

 

ただ、今日上司に言われたことが心に沁みた。

「女性を好きになることはリスクを取らなきゃいけない。そのリスクを取らずしてあたかも何も無かったって自分の身だけを守るのはダメだ。リスクなしの恋愛なんてありえない

 

リスクは無い方がもちろん良い。しかし、そんなばかり言ってられない。傷つくことを覚悟したうえで挑む。もしかしたら報われるかもしれない。どこか投資と似てるね。

 

次の恋愛のための予行練習だと思って今日もメイちゃんとの交流に励もう。だってあなたの為なら暇はいくらでもあるから。

 

さて、先ほど送られてきたLINE画面上の使い回しでボロボロになりかけの"I miss you"になんて返事をしようか。

 

<続き>

 

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