20代のシンガポール暮らし

一生日本に戻りたくない日本人がシンガポールで「自由」に暮らしているブログ

「日本人の働き方」についての生の声を海外就職した人目線で見てみた

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働き方では先進国に後れを取っている

家賃を理由に郊外を選ぶ日本人と、治安の良さを求めて郊外を選ぶ南アフリカ人。結果として、起きている状況は似ていても、そこに至る過程や理由に大きな違いがあることに、海外を旅するたびに気づかされる。

日本と海外でこうした考え方と意識の違いを特に大きく感じるのは働き方だ。筆者はこれまで67カ国を旅して、いろいろな人と接する機会があったが、世界の人と話していて、驚くのはいかに日本人の働き方が「時代遅れ」か、ということだ。グローバル化が進む中で、日本企業は急ピッチで対応を進めているが、働き方に関していえば、少なくとも先進国に比べて日本人の働き方におけるグローバル化は大幅に遅れている。

 

上の文章はこちらの記事から引用させてもらいました。

 

内容は様々な働き方を認め合うことで、多様性に対する寛容性が高まり、働き方のグローバル化が進むとイイねーという内容。記事の内容は海外在住者の立場からすると納得できるもので、共感を覚える文が多かった。

 

しかし、海外在住者から見た立場と日本在住者から見た意見はだいぶ違うんじゃないか?ということに気付いた。「どうせ海外に住んでいるヤツに、日本に住んでいるおれらの気持ちは分かんねーよ」と言われたらそれまでかもしれない。

 

なので、今回はこの記事に寄せられたコメント(生の声)に着目して日本在住者の意見を読み込んでいきたい。

 

海外勤務を嫌がる若者の日本人

産業能率大学が2017年に行った調査によると、新卒採用された新入社員のうち海外で働きたくないという人の比率は、2004年に28.7%だったが、2015年には63.7%に上昇。2017年には60.4%と下がったもの、まだ高い水準となっており、ビジネスがグローバル化し続けている状況とは逆行している。

その理由として、「自分の語学力に自信がない」(63.6%)、「生活面で不安」(47.0%)、「海外に魅力を感じない」(26.1%)ことが挙げられている。

一方、同調査における日本企業はグローバル化すべきか、という質問に対しては、79.5%が「進めるべき」と回答し、過去最高となっている。これは、グローバル化は避けて通れないことだと認識しながらも、自分は巻き込まれたくない、というスタンスの若者が多いことを表している。

日本の多くの企業が「グローバル化したい!公用語も英語にしちゃおうかな〜」 と鼻息荒く意気込んでいる一方で、新入社員は「面接で海外志望です!とかうっかり言っちゃったけど、おれ英語話せないからマジで嫌だわ」と見事に不一致が発生中らしい。

語学力に自信がない

 6割の新入社員が語学力に自信がない。語学力は確かに必要だけど、実際現地に来て思うのは「べつに完璧じゃなくていい」ということ。東南アジアで英語を話すのはシンガポールとフィリピン。どちらも英語を流暢に話すことができるが、完璧ではない。言い方を変えれば、コミュニケーションができるだけの英語力ということ。その点に関して日本の新入社員に言いたいのが、別に綺麗な文脈を作ることができなくても全く大丈夫。言葉を喉から放出して、伝わって、意思疎通さえできれば全く問題ない。

生活面で不安

ほぼ5割。これは本当に好みだと思う。インドみたいな毎日何が起こるか予測できないエキゾチックな場所が好きな人もいれば、日本の時間通りに来る電車や、すぐ見つかるコンビニがある場所が好きな人もいる。シンガポールは災害が無い。一方で日本は年間2,000回以上の地震がある。日本ではすぐに救急車は来てくれるけど、シンガポールはすぐ来る救急車にはお金がかかる。何をもって生活面とするのか分からないけど、結局は海外のことを知らないだけ。知ればきっと、「なんだ。そんなもんか」ってなると思うし不安も解消されると思う。

 海外に魅力を感じない

2割5分。なぜだ。これは本当に聞いてみたい。海外旅行も行かないのかな。人それぞれの価値観だからほっとけと言われたらそれまでだけども、おそらく今あなたがこの記事を読んでいる端末は外国製だし、24時間以内に外国の曲も耳にしていると思う。新入社員として海外に魅力を感じないということはおそらく「海外」以上に価値あるもの、守らなければならないものが日本にあるということだと思う。それはそれで素晴らしい。ただ、海外旅行は行こう。

 

日本人の生の声 

ここからはいくつか匿名で寄せられたコメントを紹介しつつ、それに対して海外在住者目線でコメントしてみたよ。

 

海外留学中ですが、グローバル化を全国民に無理に押し付ける必要はないかと思います。住み慣れた場所を離れるのが嫌なのは当然のことだし、実際私も周りの大半の日本人学生も、卒業後は日本で働きたいと思ってる人がほとんど。それだけ日本が素晴らしい場所だと思うので…

グローバル化を全国民に押し付けるのは確かにダメ。ただ、企業がクローバル化したい!と思っているのに新入社員が海外行きたくない! という構図になって来ているのはまずいと思う。その考え方を改革していくのも企業の仕事なのかもしれない。日本は素晴らしい場所。それは誰もが思うことでしょう。しかし、地方に目を向けると若者が全くいない。シャッター商店街や跡継ぎ不足の問題が深刻化している。おそらく関東近郊に住んでいる人のコメントだと思うけど、日本はこれから急激に豊かじゃなくなる現実から目をそらさないでほしい。だから少しは企業のグローバル化の意図を汲み取ってもらえたら日本は良くなると思う。

 

なぜ日本のやり方より、海外のやり方の方が優れていることを前提にするのだろう・・・

こういう発想は理解できない。どのアイデアや施策も完璧なものなんてない。てか、日本が成功した「やり方」ってパッと思いつかない。日本がどんどん衰退していくのを「どうにかしたい」と思って上手にやっている外国を参考にするのはとても良いことだと思う。実際昔はシンガポールも日本を参考にして、日本の「やり方」を取り入れた。ただ、今はああなってはならないという「反面教師」だけど。

 

義務教育から大学まで一貫して奴隷生産工場なんだから、グローバル化なんて無理に決まってる。出稼ぎの数数えて外国人労働者が増えたなんて言っても、日本の利益にはならない。自分からそういう働き方をしよう、させようって人が増えれば放っておいても実現はできる。増えるかは知らん。

 増えてもらわんと、日本の将来があかん。

 

広い視野で、世界を見てほしい、世界の人達との交流を持ってほしい、多様性と仕事を結びつけるのは、少し、違う気がして、違和感しか残らなかった!

夢や希望があっても、親が生活保護受給者だったりして、学業もままならなかったり、仕事していても、非正規で、働かなければいけない、正規で働いても、業界、職種によっても、夜勤もこなさなければ、17万の手取りの人の子供には、海外で仕事しろだとか、ムチャブリじゃないの?!

 確かにその通り。人それぞれによって生活は全く違う。全員が全員海外に着目しなくていい。これから社会に出て来る若者たちが選択肢として少しでも海外に目を向けてくれるだけでいいと思っている。海外で働かずとも、国内で「これってどうなんだろう」って疑問を持つ人が多くなるといいなー。多様性は必ず現状社会の治癒役になります。

 

日本人と一括りで語るな。ウチは製造業で総合職の新人は慶応早大が多いが皆まず海外志望だ。しかしエース級にならないと出してもらえない。海外の現地法人の社員は若くても皆優秀な「プロ」であるが日本人は優秀でも「セミプロ」ばかりだ。仕事に対する意欲と職務に関する勉強の量が完全に負けている。上司からのOJTはビジネスマナーまでだ。手垢だらけの手法とカビの生えた知恵をOJTさせてはいけない。あと英語がダメ過ぎる。グローバル会議の後の懇親パーティーで日本人だけが寄り集まっているようじゃヘッドクウォーターもクソもない。今の状況で多くの日本人の働き方が時代遅れなのはその通りだよ。だからアジアでもどこでもトップはとれない。そして国力は衰退の一途。高精度のモノづくりは得意だけど、ずっと使われる身で生きていくだろう。それで良いって言うんだからいいんじゃないの?

おそらくメーカーの駐在経験者の意見。 海外を実際に見た人からの意見は正反対。凄く的確なコメント。ずっと使われる身になったことがない日本だからまだ社会に理解されないんだと思う。このような考えの人はシンガポールにもたくさんいて、日本の衰退を覚悟している人ばかり。覚悟の上でなお、少しでも日本の国力を高めるために日本を離れ遠い外国で汗水流しながら頑張っている日本人たちがいる。もちろんその中には海外暮らしのリッチな恩恵にあやかっている人たちもいる。「日本に帰りたくない」人たちばかり。ただ、海外で日本の魅力や評価が上がってきたのはまさに坂本龍馬のような「駐在員」たちのおかげだと思っている。

 

まとめ

日本で「グローバル」を題に何かを語るとものすごい反感を買う。日本の社会は不満だらけ。何故なら右型下がりだから。何もかもが流れや人々の意思と合致していない。ただ、多くの人が現在の表面上の日本に満足している。つつましく生きたい。その中で日本の将来を見据えた人が不安を覚える。その二極化がこれからも終わりをみせることなく続いていくと思う。海外を経験した人にしか見れない景色は確かにあって、日本にも広めたいと思うだろう。ただ、無理に広めるのはよくない。その点は注意が必要。そばを注文した客にパスタ出したらキレるでしょ。

  

上の記事でも書いたように、どこも完璧な国家(パラダイス)なんて無い。どの国もどこかしら問題を抱えていて、社会には裏表が絶対ある。日本にいる人に「海外はこうだからこうしろ!」と言ったとことで「出た、海外かぶれ」とあしらわれるだけだ。だから、こうしよう。「海外で変な日本人が頑張って何か面白いことやってるよ!」と相手から見つけてもらえるようになるまで、海外でイキってみる。価値の逆輸入。日本人ってそういうの得意じゃなかったか。背中で語れみたいなやつ。言う前にまずは自分から。

 

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