20代のシンガポール暮らし

一生日本に戻りたくない日本人がシンガポールで「自由」に暮らしているブログ

シンガポールの良い駐妻と悪い駐妻

シンガポールにおける在留邦人数(2016年10月1日現在)。外務省では毎年10月1日に海外在留邦人数調査を実施していますが、2016年、10月1日現在のシンガポールにおける在留邦人数は37,504人(長期滞在者34,977人、永住者2,527人)です。

参照:外務省

 

要は日系の駐在員&現地採用を含む長期滞在者はシンガポールに約3.5万人いて、そのざっくり3割くらいの1万人はDependant Passのビザで滞在している、いわゆる「駐妻」なわけです。とにかくめちゃめちゃ多いです。

 

仕事やお付き合いでよく駐妻の方々にBBQに呼んで頂いたり、現採で会員でないのにもかかわらず「日本人会」のイベントにありがたいことによく誘って頂いています。自分の周りの駐妻さんたちは皆さん本当に楽しい方ばかりで、優しい方が多いです。ただ、たまにいるんですね。

 

「あ。この人ムリだ。」

 

という駐妻。

 

自分は駐在員でもなければ、奥さんがいるわけでもないのでこのズルい立ち位置を最大限に活用してシンガポールの駐妻について書きたいと思います。

 

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駐妻の種類

ざっくりと自分が個人的に思うシンガポールにいる駐妻を4つのタイプに分けてみました。

  • 海外経験豊富でローカライズもバッチリ駐妻
  • 旦那様は外国人なセレブ駐妻
  • 自分スゴい勘違い駐妻
  • 自由に生きたいひっそり駐妻

こんな感じです。

 

「バッチリ駐妻」

はおそらく一番シンガポール生活を楽しんでいるタイプです。特徴としては・英語がある程度話せる・海外生活歴5年以上・大抵赴任が2回目以上・ローカルの友人もいる・人望がある・駐妻経験が長すぎて他人を見る目がありすぎる・子供もグローバル・40代から60代・日本に戻りたくない・気楽な人間関係を構築できる・旦那さんが優秀すぎるなどが挙げられます。

 

単純にシンガポールでの生活を楽しんでいて、特に駐妻という肩書きを気にしていないタイプです。こういう人たちと関わると非常に楽しい。交友関係が広いため、現地採用の身としては恐ろしいほど「情報」を持っている。勉強になります。裏表は無く、気軽に関わることができます。やはりグループとなる中心人物が良い人であれば周りに集まる人間も多くなり、良好な人間関係が構築できるので、ぜひこのような駐妻さんを見極めてお付き合いすることをオススメします。

 

「セレブ駐妻」

は一般の日本人の常識を余裕で超えてくるタイプです。特徴としては・海外生活歴が長すぎる・日本には一生戻らない・だけど1年に5回くらい日本へ旅行へ行く・旦那さんが資産家・シンガポールにコンドを5件以上保有してる・交友関係がある程度限られる・子供がハーフ・教育に熱心・メイドと運転手は当たり前・シンガポールに飽きている・自分でセレブと思っていない・財布は旦那さん管理・日本人と関わるのは信頼できる人だけなどが挙げられます。

 

日本人と関わるのは面倒くさいと思っているためあまり日本人と関わることは多くなく、シンガポールに富裕層が多いため自分がセレブと思っていない脱・駐妻のようなタイプです。このような人たちは普通に暮らしていたら出会える確率はとても少なく、気の許す日本人の友人のみしか交流しません。シンガポール人と結婚したらもはや駐妻では無いですが、アメリカ人やオーストラリア人などと結婚した場合は駐妻になります。単一民族の「日本人」女性が外国人のお金持ち男性と結婚したのですから、それはもうタフでしっかりとした人が多い印象です。

 

「勘違い駐妻」

は自身の価値を全て「旦那」と「子供」に置き換えて他人と比較するプライド高すぎタイプです。 特徴としては・マダムオーラ・社名と大学名で他者を査定・教育研究家・コミュニティに積極的・旦那さんの財布を管理・子供は基本留学・子供自慢・英語が話せる・顔は広いが人気は低い・リーダー気質・金持ちだと思っている・自分のことを話したがり・駐妻歴は長いが、大抵シンガポールのみ・旦那さんが管理職以上などが挙げられます。

 

駐妻としてのプライドを持っていて、旦那さんの影響力を自らの長所と勘違いしちゃうタイプです。これが一番タチ悪いタイプです。本当にいます。現地採用でシンガポールで働いています!なんて言ったら「あ、落ちこぼれね」と心の中ですぐ判断します。それが顔に出るから尚更です。初対面で直ぐに、社名と学歴を聞き出し、それに応じた対応をします。今の時代そんなドラマみたいな人いないだろと思うかもしれませんが、これがたまにいるのが面白いとこです。すぐに逃げましょう。心が疲弊します。

 

「ひっそり駐妻」

は上記のような「勘違い駐妻」による面倒くさい人間関係やストレスを回避するために必要最低限の交流をしているスマートなタイプです。特徴としては・海外赴任初心者・家庭想い・精神がある程度タフ・英語は話せないが意思疎通はできる・比較的若い・日本に本帰国したときのことも考えてある・本当は旦那さん大好き・ローカルの友人がいる・日本人の面倒くさい人間関係にたまに付き合ってあげてる・親しい日本人友人がいる・「勘違い駐妻」の避け方を習得した・最初は苦労したなどが挙げられます。

 

とてもスマートな奥さんで家庭の健康をしっかりと守る実は駐妻として一番最適なタイプです。別に日本人との交流が嫌いな訳では無く、特にお子さんがいる場合は「お付き合い」が必要なことも理解している。ただ、初めての海外赴任・旦那さんが忙しすぎる・育児が大変など、プライベートを充実させる以前の問題にしっかりと取り組んでいることが多いです。自分で自分の楽しみを見つけられている人が多いためか、旦那さんが仕事に集中でき、帰国してから出世されている人もいます。

 

 

良い駐妻・悪い駐妻

 駐妻というカテゴリーは本当に面白いです。特にシンガポールには母数が多いので本当に様々な人たちがいます。駐妻と言うと「派手な生活」「豊かな暮らし」「海外旅行」「贅沢な食事」なイメージがありますが、これは否定できません。実際そうです。日本の専業主婦と比べると申し訳ないですが、(幸福度・豊かさは別として)経済的な生活の質は上だと思います。もちろん誰もそんなこと口に出しません。ただ、その事実をどうひとつの人生として律していくかが重要です。驕らず、高ぶらず、周りに平等に接することができる人こそが一番立派。そういう人は接してみてものの数分で分かります。「あ、この人なら信頼できそう」って思えます。

 

そのような駐妻さんはシンガポールに多いです。さらに、そのような人たちは自然と集まります。大量の日本人がシンガポールにいるなかで、どのようにその貴重な海外生活の時間を使っていくのかはとても大事ですよね。確かにグループの中心にいる人って近寄りがたいかもしれませんが、その人が思いやりがあって立派な方だからこそ、何かと人間関係のストレスが多い駐妻社会なかで周りはその人を選択して集まってきます。結果的に良いコミュニティーが形成されているを実際にこの目で見てきました。

 

面倒くさい駐妻はいます。

 

いじめ・不倫・陰口・比較・など日本人特有な陰湿なことをする人はどこにでもいると思います。異端なモノには蓋をして、出る杭は打たれて、和を乱すモノは排除する。どれもこれも「古いおばさん」がやることです。

 

ただ、安心してください。

シンガポールにはたくさん良い人たちがいるのは確かです。

 

母数が多すぎるので「女子校」みたいな変なカースト制度はないです。あの人の旦那さんは商社だから・銀行だから・不動産だから・メーカーだから・ってそれを取っ払ったらあなたは何が残るの?お相手のステータスを逐一気にする人は放っておきましょう。だってその人の他に1万人もいるんですから。

 

まとめ

現地採用と駐妻は畑が離れているせいか、すごい話しやすいです。周りの駐妻さんは現地採用と伝えたら比較も何もせずに「すごい!ずっとこれから海外で暮らして行くなんて逞しいね!」と言ってくれます。今の時代、若者はあまり海外に出たがらないからでしょうか。

 

自分は駐在員に憧れましたが、今となっては現地採用で良かったと思っています。

 

一番の理由は「世界のどこでも生きていける人材」になりたいから。そのためには、若いうちから海外で経験を積まなくてはならないと考えました。同じ企業で10年経ってようやくチャンスがもらえる(確定ではない)ようじゃ遅すぎる。心も身体も柔軟性があるうちに海外のビジネスに揉まれたい。同じ企業に数十年いること自体がどうなのかと疑問でもありました。昔と今じゃ時代が違いすぎる。東芝が食われたように、中国に大敗を期し、米国のAmazonにEC業を占領され、数十年後にはGDPでエジプトに抜かれると予測されている。安定を求めることは自分には恐すぎてできません。

 

どこでもいいから「良い大学」を出ておけば「良い会社」に入れて、安定した生活がおくれるというのは時代遅れだと思っています。そういった概念を持った高度経済成長期やバブル期など日本の良い時代を過ごしてきた親は「勘違い駐妻」に多いです。社名と学歴は大事だとは思います。気にする人には大事です。人間を社会評価するときに使える便利なデータだと思います。ただ、気にしない人には相手の「情熱」「アイデア」「未来話」が気になるんです。会社という組織と学歴を取っ払ったとき。その武装を外した生身の姿で「何が語れるか」が一番人間の面白みが出る瞬間だと信じています。

 

二度と勘違い駐妻にバカにされないように、現地採用だからこそ立派な日本人がいることを証明していきます。自分のモチベーションを上げてくれた一昨日の勘違い駐妻に感謝。

 

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