20代のシンガポール暮らし

一生日本に戻りたくない日本人がシンガポールで「自由」に暮らしているブログ

【悲報】中国のデジタル化が日本と比べ物にならないほど発展していた

さて、今回は真面目なお話をしようと思います。

ビジネスコラム的なやつです。

 

お題は「デジタル化」です。

定義はあいまいで抽象的ですが、ふわっと行きましょう。

 

https://images.pexels.com/photos/267350/pexels-photo-267350.jpeg?w=940&h=650&auto=compress&cs=tinysrgb

 

さらに、「中国」に焦点を当てたいと思います。

 

日本のデジタル化

少し前に日本に一時帰国したときに、電車に乗って思ったことがあります。乗客の9割がスマホを片手にそれぞれの時間を消費しながら目的地までの時間を潰していました。「日本人は本当にスマホが好きで進んでいるな」と。それぞれ時間の使い方は違っていて、友人とチャットしたり、ゲームをしたり、動画を観たり。 LINEの圧倒的お客さんは日本人です。その次がタイ人です。タイ人とLINEをするわけもないので、おそらくLINEしている相手も日本人なのでしょうがそれにしても特に日本人の人たちはスマホを一切手放さずに、ポータブル充電器をも一緒の手に含みながら画面に夢中ですよね。若者のデジタル化への順応力は高いと思います。電車を降りて結果的に頭に残ったのは、順応力は高いのに社会のデジタル化が遅れているのは本当にもったいないなということです。

 

私が思う遅れてしまっている大きな3つの点

  • キャッシュレス化
  • デジタルマーケティング
  • モバイルアプリ

他にもありますが、この3点はすぐに日本でも浸透するといいのになと思っています。

 

中国の現在の様子は?

タイトルでも書いた通り、デジタル化の点で中国はとても進んでいるのが現状です。正直、日本は追いつくことはできないでしょう。まずはいくつかのデータをご紹介します。

 

中国では9億5000万人のSNSのアクティブユーザーがいます。中国の人口は約13億人なので赤ちゃんからお年寄りまで含む、約10人に7人が何らかのSNS(中国はFacebook,Twitter,Amazon,など利用禁止)を利用していることになります。そして1日に平均して1時間50分もの時間をSNSだけで費やしています。

 

さらにAmazon以上のEC市場を保持しています。2016年の1年、ECのみで770億USドル、日本円で約8兆円を売り上げています。トヨタ自動車は単独で約11兆円の売り上げです。中国EC市場は世界の自動車市場とは違いますが、規模感としてお伝えしました。

 

ざっくり中国のイメージを掴んでもらえたらと思います。

 

キャッシュレス化

上海に行ったら1週間は余裕で現金無しで暮らせると聞いたことがあります。空港に着いたら両替しなくても全く問題ありません。現金を使うこと自体が「古い」「面倒」というふうに認知され始めているのが現実です。では、代わりに何を使って支払いをするのか。それは「WeChat」というアプリです。

http://www.cityweekend.com.cn/sites/default/files/storage/article/images/sliders/WeChat-Logo.jpg

このアプリは革命的とも言えます。なぜならこのアプリが成し遂げたことはアメリカがまだ成し遂げていないからです。その点で中国はアメリカの一歩先にいます。カスタマージャーニーが圧倒的に違う点が大きいです。ある商品を買いたいと思ったときに、①Googleで調べて ②Amazonで購入して ③Facebookで体験をシェアして ④友人にチャットで勧めて ⑤有名人のブログを見て新商品が欲しいと思う①に戻るというプロセスがあったとします。この1番から5番まで全てプラットフォームを跨いでアカウントを行ったり来たりしています。もしかしたらさらに⑥番や⑦番があるかもしれません。しかし、WeChatだと「全て」一つのアプリで完結する。これが革新的なのです。日本やシンガポールでもアプリをダウンロードはできますが、それらは既に外国用として縮小されたバージョンのアプリなので実際には全ての機能は使えません。

 

旅行の場合も同様で、もちろん予約から購入まで全て可能です。レストランにいくと現金は出さずに、レストランに置いてあるQRコードを自分のスマホで読み取って決済をします。小さな小汚い売店でもQRコードです。読み取ったら自動的に口座から決済されます。上海にいる(言い方悪いですが)物乞いは帽子やお皿ではなく、QRコードを出してきます。それを読み取って寄付してくれということですね。

 

デジタルマーケティング

上海のスーパーで実際に現時点で営業しているこんなスーパーがあります。

入店する際に先ほどのWeChatのQRコードをスキャンします。そうしたらすぐにカメラで自分の顔が認識され、店内のどの位置に自分がいるかを天井のカメラが常に把握します。オレンジジュースが欲しいと思った自分はオレンジジュースが置いてある棚へ向かいます。棚にはデジタルタグ(値段が表示してある電子版)があり、オレンジジュースが1本300円と表示されています。しかし、自分が近くとその表示がすぐに150円と変わりました。なぜなら、お店のカメラ(AI)が自分を優良顧客と認識し、オレンジジュースを自分だけに50%OFFで販売すると判断したからです。それを快く思った自分はジュースを手に取り、買い物かごに入れます。最後に、そのかごを持ち透明のガラス張りの小さなスペースに入ると、0.3秒後にピピッと音がして、自動的に決済が完了し、そのまま帰宅することができます。店員もレジも現金もない世界が実際に既にあるのが驚きです。

 

先ほどのキャッシュレスもそうですが、このスーパー(WeChat)では顧客のあらゆるデータをビッグデータとして蓄積し、その顧客の過去のデータに基づきマーケティングをしていることでより良い購入体験を実現できています。Amazonもアメリカで同じような事業をやっています。

blogos.com

 

モバイルアプリ

主にUberやインターネットバンキングが挙げられます。シンガポールではもはや無くてはならない存在ともなった「配車アプリ」。最近UberがGrabに東南アジアのタクシー事業を引き渡すような話もありましたが、ここでは単に配車アプリとします。日本ではタクシー協会の圧力が強いため、Uberがスムーズに入り込めていないと関係者から聞いたことがあります。民間のタクシーを増やすと大手タクシー業界にとっては痛手ですし、既存のシステムを一新することになるので、年配の経営陣にとってはUberは日本に入れたくないんでしょうね。Amazonがトイザらスに圧勝したように、白タク(自家用車タクシー)も既存のタクシー界に圧勝すると思います。最近、国交相がトライアルで相乗りサービスを始めたらしいですが、正直遅すぎだと思います。配車アプリは終電を逃した人のみならず、足腰が弱い人、運転に支障が出てきた人(高齢者)、アクセスがしにくいところに行きたい人、荷物が多い人、などあらゆる場面でメリットが発揮できます。さらに、スマホ一つで事前に予約、料金の確認、できるのでとにかく安心です。私の祖父母は未だに電話でタクシー会社に電話をかけて配車しています。中国の90歳のおじいちゃんは自分でアプリを使って配車して、もちろんキャッシュレスで孫のもとへいつも遊びに行くそうです。社会のデジタル化の受け入れ方&スピードが全く違いますね。

https://static.independent.co.uk/s3fs-public/styles/article_small/public/thumbnails/image/2017/09/22/11/uber-2.jpeg

インターネットバンキングも物凄い便利です。スマホ一つで友人の口座に支払い、もちろん手数料はゼロです。常に残金を確認でき、キャッシュレスで使いすぎてしまっても毎回SMSで通知がきて、いくら支払ったか確認できるので助かっています。ATMも使うことがなくなりました。たまに現金が必要になったときはATMを利用しますが、手数料はゼロです。日本にいるときに毎回105円の手数料を取られていたと思うと苛立ちすら覚えちゃいます。既に日本でもメガバンクだとインターネットバンキングはあると思いますが、社会に浸透している&利便性でいうとやはりまだまだ日本国内では遅れているなと感じます。

 

まとめ

決して日本が遅れているから悪いということではありません。しかし、現実を見る必要はあると思っています。隣国が物凄いスピードで成長しているのに対して、日本は少々「古い」気がします。20代のうちにシンガポールや海外に触れて見ると、誰しもがどうしても感じてしまうことなのではないでしょうか。一時帰国した友人がどこかの県の市役所の国際事務課で手続きをした際に、シンガポール在住の人間に対して国際事務課で働く女性職員が「シンガポールの「印鑑」をここに押してください」と言ったそうです。もはや、デジタル化以前の問題ですね。

 

私が日本に思うことはまた別の機会に書きたいと思いますが、デジタル化を題目に、今回中国との比較という形で日本について書いてみました。まさにデジタル化はこれからも避けては通れない分野です。なのでとても面白みもあります。シンガポールは特にこのような新しいことを取り入れるのが大好きな国です。ですが、それを管理運用するのが苦手です。MRTの事故などがいい例ですね。皆さんも既にご存知のように、このように海外に目を向けると本当に様々なことが起きてます。少しでも皆さんに今回の記事が面白いなと思ってもらえたら嬉しいです。

 

ブログ村始めました。

このブログを応援してくださる方がいたら、下のバナーをクリックしてください。

このブログの応援に繋がります。

 にほんブログ村 海外生活ブログ シンガポール情報へ
にほんブログ村